倫理社会 復習プリント 後期期末用

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I. ソフィストたちとソクラテス

Q. ソクラテスは、「ソクラテスに優る知者はいない」という神託をどのように解釈したか説明せよ(「無知の知」に関する説明)。
A. 自分は何も知らないということを自覚している点で、知っていると思い込んでいる他者より賢いのだと解釈した。
Q. ソクラテスの知を愛する営み(=哲学)の実践はどのようなものか説明せよ(問答法および助産術の説明)。
A. 対話を通して相手の考えの矛盾を明らかにし、相手自身に真理を気づかせる方法である。知識を教え込むのではなく内にある考えを引き出す点から助産術と呼ばれる。
Q. ソクラテス的に、「よく生きる」ためには何が重要だと説いたか。
A. 善を正しく知ることが重要であり、正しく知れば必ず善い行為を行うと考えた(知行合一)。

II. プラトン

Q. プラトンのいうイデアとはどのようなものか説明せよ。
A. 感覚で捉えられる世界の背後に存在する、永遠不変で完全な本質のこと。
Q. プラトンの洞窟の比喩とはどのようなものか説明せよ。
A. 人々が影を真実と思い込む洞窟の話を通して、感覚的認識の限界と哲学による真理認識の重要性を示した比喩である。
Q. プラトンの国家論を説明せよ。
A. 正義の実現を国家の目的とし、哲学者が統治する哲人政治を理想とした。

III. アリストテレス

Q. アリストテレスのプラトン批判の内容を説明せよ。
A. イデアを現実世界から切り離す考えを批判し、本質は個物の中に存在すると考えた。
Q. アリストテレスによる人間の定義を二つ挙げ、それぞれ説明せよ。
A. 人間は理性をもつ動物であり、同時にポリスの中で生きる社会的存在である。
Q. アリストテレスの国家論を説明せよ。
A. 国家は人間が善く生きるために成立した自然的な共同体であると考えた。

IV. ヘレニズム期の思想

Q. エピクロス派の思想について、その主張内容を説明せよ。
A. 快楽を善とするが、肉体的快楽よりも精神の平静(アタラクシア)を重視し、欲望を抑えることで幸福に至ると考えた。
Q. ストア派の思想について、その主張内容を説明せよ。
A. 自然の理法(ロゴス)に従い、感情に支配されず理性によって生きること(アパティア)を理想とした。

V. 社会契約説

Q. 人間が制定する実定法に対して、自然のうちに存在する法は何と呼ばれるか。
A. 自然法。
Q. ホッブズが、社会のない自然状態について表現した言葉は何か。
A. 万人の万人に対する闘争。
Q. ホッブズが、専制的な国家をたとえた、聖書に登場する怪物は何か。
A. リヴァイアサン。
Q. ホッブズの社会契約説を説明せよ。
A. 人々が自然状態の不安から逃れるため、自然権を全面的に国家に譲渡し、強力な主権者による統治を正当化した。
Q. 国王の支配権を神から授けられたものとする立場や考え方は何と呼ばれるか。
A. 王権神授説。
Q. 王政を批判したロック自身が唱えた社会契約説による政治体制は何と呼ばれるか。
A. 立憲政治(間接民主制)。
Q. ロックが、特に重視し、いわば「自分のものは自分のもの」とみとめる自然権とは何か。
A. 財産権(所有権)。
Q. ロックが社会契約説を説明するうえで大切にした人間観を述べよ。
A. 人間は理性的存在であり、自然権をもって平等に生まれると考えた。
Q. ルソーが説いた、各人が従うべき公共の利益をめざす意志とは何と呼ばれるか。
A. 一般意志。
Q. 上記のものとは区別される、個人の利益をめざす意志とその総和である意志は何と呼ばれるか。
A. 特殊意志と全体意志。
Q. ルソーの社会契約説を説明せよ。
A. 人々が平等な立場で契約を結び、一般意志にもとづいて政治を行うこと(人民主権・直接民主制)を正当な国家とした。

VI. 功利主義

Q. イギリスの経済学者・哲学者で、『道徳感情論』『国富論』を著し、「経済学の父」とよばれた人物は誰か。
A. アダム・スミス。
Q. レッセ=フェールという言葉の内容を説明せよ。
A. 政府が市場に介入せず、自由な経済活動に任せるべきだという考え(自由放任主義)。
Q. ベンサムが唱えた、幸福を増やす行為を正しい行為とする原理は何か。
A. 最大多数の最大幸福。
Q. ベンサムの原理によって導き出される最も正しい状態をさす言葉は何か。
A. 公共の幸福。
Q. ベンサムが唱えた理論は、何主義と呼ばれるか。
A. 功利主義(量的功利主義)。
Q. ベンサムが用いた、快楽や苦痛の度合いを量的なものとしてとらえる方法をさす言葉は何か。
A. 快楽計算。
Q. ベンサムが利己的な行為を規制するために説いた四つの制裁を挙げよ。
A. 自然的制裁・政治的制裁・道徳的制裁・宗教的制裁。
Q. ベンサムが唱えた考え方は量的なものであるが、ミルが唱えた主義は何と呼ばれるか。
A. 質的功利主義。

VII. 社会の進歩と変革

Q. エンゲルスとともに『資本論』を著したドイツの経済学者・哲学者の名前は何か。
A. マルクス。
Q. 上記の人物は、自身に先行する社会主義者たちを批判したが、その際に用いられた言葉は何か。
A. 空想的社会主義。
Q. マルクスは、人間が自身の労働に支配され、人間らしさを失うことを何と呼んだか。
A. 疎外(労働疎外)。
Q. マルクスの歴史観は何と呼ばれるか。
A. 唯物史観(史的唯物論)。
Q. 土地や工場などの生産手段をめぐる階級の関係をさす言葉は何か。また、これと生産力の矛盾で生じる闘争は何と呼ばれるか。
A. 生産関係と階級闘争。
Q. マルクスの主義は何と呼ばれるか。また、それによれば資本主義はどのような手段で社会主義へ移行するとされたか。
A. 科学的社会主義であり、階級闘争と革命(暴力革命)によって移行するとされた。
Q. ロシア革命を指導し、世界で最初に社会主義国家を実現させた人物は誰か。
A. レーニン。
Q. ベルンシュタインが提唱した、議会制など民主的手続きを重視する社会主義は何と呼ばれるか。
A. 修正主義(社会民主主義)。